リーマンライフハック

東証一部上場企業に勤めるサラリーマンが趣味や仕事について書くブログ

AI・IoT関係のシステム開発担当が陥りやすい「3つの誤解」

AI対応・IoT化について好き放題書きます。

 

 

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最近、色々な会社で「ウチもIoTじゃあ!」と大号令がかかっています。

www.psyberlife.com

 

私は会社でITプロジェクトを幾つも担当した経験がありますが、多くの人がシステム開発プロジェクトに関する誤解を持っていると感じています。皆さまはこういった誤解をされないように注意して下さい。

 

本日は、3つの誤解を紹介します。

①「システムは買ってくるもの」という誤解

マーケティング部、経営企画部、事業開発部といった、システム会社でもないIT部でもない人間にとっては、AIやIT、ビッグデータやIoTは「買ってくるもの」だという誤解があります。

完全な間違いではないのですが、その認識でIT系のプロジェクトを進めると確実に失敗します。

 

どこかのシステム会社からソフトウェアを買って来ればそれで完了!プロジェクト終了!俺は優良!社長から言われたプロジェクト目的達成してボーナスどっさり受領~!などというラッパーもどきのチャラチャラした認識でいると大失敗します(汗)

 

はい、りぴーとあふたーみー。

 

システムは構築するものです。

 

どんな情報をどこから取ってきて、何と結合させてどのような意味合いを出すのか、それを考えるのがプロジェクト担当の仕事です。 

 

システムは大きく3層になっているということを理解しましょう。情報を人間に分かりやすく表現するBIツールやダッシュボードと言った機能。情報自体を加工するアプリやAPIと呼ばれるソフトウェア。そして、全ての根幹になっているデータです。 

 

②「システムは誰かが構築してくれる」という誤解

ソフトウェア会社に連絡して、会社に来てもらって、要件を話せば全てが終わると思っていませんか?それは誤解です。最初から最後まで、下記の3者で頑張る必要があります。

  • 業務側の担当者(あなたです)
  • 自社のIT担当者
  • ソフトウェア/サーバー販売会社

 

大企業の人間は、IT担当者やソフトウェアの販売会社を「業者」として捉えがちです。自分は偉くて、委託する側。あなたは地位が低くて、受託する側。

もちろん、委託関係になることは間違いないのです。偉い卑しいを間違えていてもいいのです。しかし、この関係をつづけると自分で設計を考えなくなるのです。これが怖い所です。

 

  • セキュリティレベルはどうしますか?
  • 休日は稼働するんですか?
  • 地震がおこったらどうするの?
  • データが消えたときのためにバックアップとるの?
  • 誰が管理者なの?
  • ユーザーのQAには誰が答えるの?
  • 運用保守に毎年いくらかかるの?

 

諸々の質問が100個以上出てくるはずです。でも、素人のマーケティング部の人間にはこんなの答えられるはずがありません。そこでIT部の出番なのです。

 

経営企画部やマーケテイング部の人間は、「あいつらは俺たちのいうことを聞けばいいんだ」といつも他部署や他社を馬鹿にしていますが、本来、IT部やソフトウェア会社は「仲間」です。それを理解して一緒に頑張れば、ITはついてきます。

 

③「システムを作ればそれで終わる」という誤解

ビジネスを回すことが目的であって、システムを作ることがゴールではありません。

 

落とし込みが最重要なのです。

 

落とし込みってなに?

 

2つあります。

一つは、構築段階で「会社の他部署の業務内容にITシステムを組み込む」ことです。経理作業があるのであれば、申請の箇所だけPCでやる、といった具合です。

誰が、いつの段階で、何を見ながら、何を操作するのか。これが分かってないとシステムは出来上がりません。全社的な仕事の流れを理解していないと組み込めないということです。逆に言うと、システムを構築できる=会社の仕事を理解しているということです。バカにはできません。

 

もう一つは、会社のメンバーにそのITシステムを使えるように訓練すること。 すなわちユーザートレーニングです。これはメチャ重要です。

 

「いや・・・ウチって、8,000人の従業員いるし、日本中に支社あるから無理っしょ・・・」と思っていてはいけません。全社メールを1通流すだけでは、多分だれもそのITシステムを使ってくれません。ユーザーになってほしい人には、出張してでもトレーニングマニュアルを説明する、実際に見せる、使ってもらう。これくらいをしないとダメです。

 

最後に

ちなみに、経営企画屋としてIT部と一緒に色々なシステム系のプロジェクトに関わってはいますが、筆者もIT専門ではありません。

 

また、一連の過去記事の内容は、書籍ではあまりかかれない「システム分野」でも「事業開発分野」でもない、境界線上の内容になっているかもしれません。

 

でも、だからこそ重要なのだと思っています。