リーマンライフハック

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【まとめ】3分で分かる北朝鮮ニュースの読み方(弾道ミサイル編)

政治的な話はしません。あくまで企業目線でのお話です。

 

 

先週はずっとIT関連のブログ記事ばっかり書いていましたが、週末に北朝鮮ニュースがあったので書いてみます。

 

ここ数ヵ月、大企業の経営企画部・事業管理部等のスタッフは、社長や工場長から「北朝鮮からミサイル飛んできたらどーするんだ!対策立ててるのか!!」等とケツを叩かれて防災準備している人も多いのではないでしょうか。

 

1企業レベルではどーすることもできませんが、危機管理担当として経営企画部・事業管理部等のスタッフは、最低限の知識を持っておきたいものです。

 

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防災準備はしておきましょう。

 

北朝鮮ニュースの読み方

2017年7月28日夜に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したというニュースがありました。

 

www3.nhk.or.jp

 

このニュースの最大のポイントは、米国全土が北朝鮮の弾道ミサイルの射程範囲に入った(可能性がある)と言うところです。

 

6月までで既に、日本全土は弾道ミサイルの射程距離に入っていて、北朝鮮が攻めようと思えばすぐ日本を攻撃できる体制でした(ご存じでしたか?怖いですが本当です)。

 

しかし、日本政府が慌てていなかった(様に見える)のには二つ理由があります。

 

(1)北朝鮮の狙いはアメリカだから

(2)日本には迎撃ミサイルがあるから

 

どちらも100%保証なんていうことは無いのですが、お偉方は安心していた訳です。北朝鮮のトップが頭おかしくならない限り、まずイキナリ日本にぶっこんでくることはないと。

 

②アメリカのスタンス

北朝鮮の目的は、事実上の世界トップであるアメリカとやりあって、世の中で幅を利かせることです。近場の日本など目もくれていませんでした。

 

北朝鮮はミサイルをアメリカまで打ち込める位の技術を保有しないと対等に話ができない訳です。なので毎月のようにミサイルを開発→発射するという「開発実験」をしていたわけです。

 

一方、アメリカも、まだ大丈夫だと思っていました、何故なら「7月頭までの北朝鮮分析によれば、技術的にまだアメリカまでミサイルを飛ばせないだろうと判定されていた」からです。(※1)

 

すなわち、米国首都であるワシントンが攻撃されることはない、大統領も安心ですね。

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逆に、日本や韓国、アメリカの別地域がやられでもすれば「なにしとるんじゃワレ」とイチャモンつけて北朝鮮を攻撃できるから、カウンター狙い行こう!というスタンスでした。(たぶん)

 

しかし、2017年7月28日の北朝鮮弾道ミサイル試射によって、アメリカ全土が対象になるくらい飛距離を伸ばすことに成功した。というニュースが流れました。

 

アメリカにとっちゃコレはマズい。

 

前提が覆される訳ですから。

 

今後、先制攻撃するのか、迎撃ミサイル配備を手厚くするのか等、今後のアメリカの行動で世界情勢はかなり変わると思います。

 

(※1)7月頭まではハワイ辺りまでの飛距離(約9,000km程度)がMAXだと分析されていました。「ロフテッド軌道」という用語が使われることがありますが、垂直打ち上げのことです。垂直にミサイルを試射したときの2.5~3倍の距離が、水平に発射したときの距離と同等だと言われています。

 

③日本の防衛手段

日本は2種類の迎撃ミサイルを準備しています。

 

海上配備型迎撃ミサイル「SM3(エスエムスリー)」

②地対空誘導弾パトリオット「PAC3(パックスリー)」

 

どちらもニュースでよく出てくるワードなので聞いたことがあると思います。①SM3で迎撃を試みて、それで無理だった場合に②PAC3で迎撃するという仕組みです。

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【防衛最前線(89)】海上配備型迎撃ミサイルSM3ブロック2A PAC3と二段構えで北朝鮮の核ミサイルの本土攻撃を迎え撃つが…(1/3ページ) - 産経ニュース

 

また、これを3段階にするために米国のミサイル防衛システム「③THAAD(サード)」がありますが、日本には導入されていません。

 

①SM3の射程距離は約500kmで、「イージス艦」という船に搭載されています。イージス艦は日本周辺に4隻あり、3隻が常時稼働しています。どの辺にいるのかは機密です。

②PAC3は射程が約15~20kmで、近場しか守れません。配備図は地図を見た方が早いと思います。首都圏等の一部の要所しか防衛できないようになっています。他の地域はほぼSM3一択。

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北朝鮮が戦争を起こしたら――日本の大部分はパトリオットの範囲外 | ザ・リバティweb

 

 

④「万が一」が起こったら

内閣官房国民保護ポータルサイトがベースになります。

内閣官房 国民保護ポータルサイト

↑↑ ここです ↑↑

 

万が一とは、北朝鮮から日本に向けて弾道ミサイルが発射されたら、ということです。

 

北朝鮮がミサイルを発射した場合、内閣が探知し、即座に全国自治体にアラート情報を流します、その警報・サイレンを「J-ALERT(ジェイ・アラート)」と呼んでいます。

 

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(★音が出るので注意)

www.youtube.com

 

こんな音が全国に響き渡ります。怖いですね。

 

また、北朝鮮平壌)と日本はメチャ距離が近いです。北朝鮮から日本までの着弾時間は10分程度だと言われています。アラートを認識してから動けるのは実質5分程度でしょうか。正直、隠れる暇がほとんどありません。

 

内閣官房の情報によると、アラートを聞いたら、屋外にいるときは近くの駅やビル等の中に隠れ、屋内にいるときは窓から離れた場所に逃げ込むこと、と言われています。着弾後は、再度サイレンが鳴り、政府からの指示等があるようです。

 

おそらく今後、アメリカと北朝鮮の間でコミュニケーションがあると思いますが、日本に火の粉が降りかからないという保証はどこにもありません。自宅や職場等、いつ、どこで有事になっても生き残れるように「どこに逃げとけばいいんだろう・・・」と考えを張り巡らせるようにしておきましょう!

 

⑤補足 

ちなみに、本稿は「ニュースやWebから読みとける程度のこと」しか書いていません。不確定な情報もなくはないのですが、不用意に情報を提供するのはいかがなものかと思っています。

 

日本は北朝鮮問題より地震の方が発生確率高いと思うので、地震の準備はしつつ、ミサイルのことも頭によぎらせておきましょう。

 

では!