リーマンライフハック

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出世する人は違う?大手企業の社長・役員・幹部候補に共通する特徴13条件

あなたも社長になりたいですか?

 

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社長になれる資質を求めて

あなたは昇進したいと思いますか?

年収も多い社長、莫大な報酬をもらえる役員。昇進したいというなら、トップを目指しましょう。トップになるなら、トップの行動パターンを分析して近づいていくことが一番の近道ではないでしょうか。今回は、大企業の社長や副社長、執行役員とよく話したり会ったりする筆者が、リアルな経営者の特徴・性格・行動パターンを分析してみました。

 

よく人事系のWebサイトに「人を幸せにする」「意志を曲げない」などと、きらびやかな言葉で社長の特性を挙げているものがありますが、非常に参考にしにくいというのが現状でしょう。まともに真似するとスーパーマンにしか社長になれないことになってしまいます。

 

今回、事実に基づいた本当の特徴や行動パターンを洗い出しました。 

社長の特徴13項目 

①記憶力がよい

役員は記憶力が抜群に良い人が多いです。特にこの2つの記憶力が良い人が多い傾向にあります。

  • 数値を覚える力
  • 誰が何したかを覚える力

 

数値を覚える力は、部下や後輩に畏怖を抱かせ尊敬を集める要素になります。特に過去の経営数値を覚えている方が多いです「確か2005年の売上高は2,345億円だったな?そこから比較すると今年は約10%増えているのか、もうちょっと頑張らないとな・・・」等とまくし立てられると圧巻です。「すごい、こんなことまで覚えているのか」という感覚は、業務の向上心を感じさせるため、この人について行こうと思わせるパワーがあります。

また、誰が何をしたかを覚える力は、ほぼ全ての経営層が持っている能力ではないでしょうか。これは若手の頃から効果を発揮します。「2年前に、部長が工場建設を社長にかけあって決めたんですよね、あれは凄かった」というような話を平場ですると、「コイツは記憶力あるなぁ、社内に詳しいな。」という印象を植え付けます。社内に詳しい、というのは信頼がおける、同僚として"使える"ということです。また、飲み会の場で「笑い話なんだけどさ、IT部のXXさんがもともと企画してたのは、今のシステムと全然違うんだって、本当は会計システムと連動させたかったらしいけど、経理部長に止められたらしいよ・・・」等という詳しい話を知っていると、やはりここでも"事情通"というイメージを沸かせます。一方、ただ「へーそうなんだ、すごい」と思って聞いている側でいると、どんどん遅れをとっていきます。上司としてはアンテナを広げている奴を引き上げたいものです。

周囲のことなんて知らない、基本的に自分の業務だけ淡々とこなしていればよい、というオタク型人間ではいけないということです。しかし、発達障害気味のオタクにとって、周囲の状況を常に知ってアンテナを張っておくこと自体が苦痛です。どうしたらカイゼンできるのでしょうか?

まず、周囲に目を向けることです。一番やりやすいのは、ローテーションで「XXさんの日」を作っておいて、その日は1個でもその人のことを何かピックアップすることです。「昨日と同じ赤いネクタイをしていてた」「コーヒーばかり飲んでいた」等と言うことでもよいです。例えば、同じネクタイをしているのであれば、お気に入りなのかもしれませんし、コーヒーばかり飲んでいるのであれば、次は銘柄をチェックしてみよう、という風に派生していきます。気づきが良い人は、こういった連想が得意な人です。

次に、言葉に出すことです。逆を言えば「XXさんって赤いネクタイ好きですよね?」という話のネタになります。また、本人以外の人に聴く、という技もあります。「XXさんってコーヒー飲んでますけど、ブラックが好きそうですよね~。」等と言うと、気づきの良い人は「そうそう!あの人砂糖入れているとこ見たことないよね。でも逆に部長ってミルク入れまくるの好きだよね」と連想が膨らんで次の新たな情報を仕入れられます。これが細かい事象を覚えておくメリットです。

気づいても興味のない大半の人は忘れます。興味が無くてもコミュニケーションを円滑にするためには、メモすることです。分かりやすい情報は積み重ねることです。メモ魔になりましょう。

②事実を改竄できる

良きにせよ悪きにせよ、事実を平気で改竄できる能力・意欲のある人が経営陣、もしくは経営者候補に多い気がします。有名なアップルのスティーブ・ジョブズもこういった能力は高かったと聞きます。

本当は「製造部長が全社ミーティングで新工場を作るという意見を出して始めたプロジェクト」というものを他の人に説明する場合、役員候補になれる人たちは「俺が事前に製造部長に新工場設立案を仕込んでおいた」「そもそも社長にプロジェクト発案したのは俺」などという話し方をします。

凄いのは本当7割・嘘3割な所です。完全に嘘をついてはいないから、ある程度の人達にとっては「また始まったよ・・」としか認識されず、下手に抗論しても水掛け論にしかならないし、くだらない議論になるため指摘しませんが、そのうち、実際にミーティングに参加してない人にも話が広がります。そんなとき「俺が社長に新工場設立案を提案したんだよ、大変だったなぁ」と言われても信じるしかありません。そうすると、だんだん「ウチの課長が新工場設立案を提案したらしい」ということが周知になります。すなわち、事実化するのです。

これに下手に対抗すべきではありません。細かい指摘をするバカな奴だという雰囲気にされるとたまったものではありません。

逆に、自分もアピールしていく、しか方法はないように感じます。「実際に工場設立マイルストーンを作ったのは私です、中国との折衝は大変でしたね」「社長とのミーティングの場を持とうと提案したのは私なんですよね、部長と社長をもっと仲良くさせた方が良い結果になると思ってたんですよ」等と、当たり障りない事実から外堀を埋め込んでいって、自分が基盤を作ったということをアピールしていくしかありません。

本当は事実を改竄できるようになれば良いのですが、個人センスに委ねられますし、そもそも嘘をつくことに慣れるということはオススメしません。

③声がでかい

「偉くなる人」は声がでかいです。間違いありません。声がでかいとは、地声が大きいというだけでなく、よく喋るということです。よく喋るには何が必要なのでしょうか?幾つか要因があります。

  • 主張したいことがある
  • 必死になっている
  • 自信がある

やはり、何かを突き動かしたいという欲求が強い人が多い気がします。その話を通じて、とにかく言いたいことがある、周りに知ってほしいことがある。また、プロジェクトを何としてでも成功させたいと必死になっている。あるいは、大成功するためには自分の意見が絶対に正しいという自信がある・・・などなど。

これらの状態になるには何が必要でしょうか?まずはインプットの量が必要だと思います。ものすごく頭がいい、という人でも、主張したいことがあったり自信があったりするわけではありません。何故かというと、調べていないし考えてもいないから、頭が良くてもそこまでトピックについて構造を把握していないわけです。これでは主張を持つにつながりません。

頭は悪くても、とにかく調べて・考えている人の方が強い気がします。 

④忖度する

2017年の流行語大賞にもなりましたね。悪い話ですが、上司に対して忖度する人は出世する気がします。体育会系というやつです。

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そん‐たく【×忖度】

[名](スル)他人の心をおしはかること。「相手の真意を忖度する」

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 「相手に気を利かせる、空気を読む」といった意味でも使われますね。例えば、部長が社長にAというプランを持って行ったとします。更に、その時に社長が「いや、これはどうなんだろう、私はB社さんと仲がいいしな・・・」などと言ったとします。そうすると部長が「分かりました、Aプランは下げて、B社プランを作成します」と回答します。社長はAプランを否定していないし、Bプランを明確に推したわけでもないのに、です。そういった忖度が積み重なると、意思決定のミスが発生しますので、明文化は必要です。

それとは別に、忖度には上司に気に入られる効果があります。社長にA・Bのプランを比較する実力が無かった場合、勝手に色々勘案してくれる部長は非常にありがたい存在なわけです。自分の実力の無さを吐露せずに、ある程度の質の意思決定を支えてくれる。最高のパートナーであるという認識になります。これは、部長-課長、課長-平社員の間でも全く同じ構造になりえます。

ここでポイントは、忖度すること自体は悪くないということです。忖度はガンガンしましょう。「ああですか?こうですか?すいません私の説明の仕方が悪くて・・・次のぷプランをお持ちします!」・・・できるだけこうあるべきです。(部下が過労で死なないように労務管理はきちんとしましょう)上司に明文化させ、コミットさせるというステップを作らないと、悪しき風習に向かってしまうということです。ここはしっかりやりましょう。でないと、何かあったときに「いや?私は元々Aプランでいいと言ったつもりだったのだがねぇ・・・」等と社長に梯子を外されます。

セーフティネットは多重に。

⑤自分の言葉に責任を持たない

これもよくありますが、社長や役員になれるような人は、声が大きいわりに、責任を持ちません。責任を持たないというのは言い過ぎかもしれませんが「自分の意見をコロコロ変える」という表現をした方がいいのかもしれません。 

私は嫌いな言葉ですが「ピボット」等という言葉を多用する経営者もいます。事業ドメインや生産拠点をピボットする、変更する等と言う言い方をします。要するに「俺の考え方が変わったから前提条件全部ガラガラポンだぞお前ら」ということです。最低です。

しかし、ヤングマネージャーや平社員にとっては学ぶべきところが沢山あります。上が前提を変えるなら、こちらも変えてあげればよいのです。元データを握っているのは下なのですから。

一番有効なのは、経営陣や部長との接触点を多数回持つということです。要するに会議を入れまくるということです。決議を通すための「打合せの極意」は短時間で回数を多くやることです。そうすると、顔も覚えますし、話の理解も早くなります。また、恋人と同じく、顔を合わせた回数でこちらへの信頼感も増します。非常に有効な手段です。

⑥私利私欲に溢れる

 大手企業では「会社のため」というお題目を掲げているプロジェクトがほとんどです。しかし、その背景は私利私欲にまみれています。

  • 自分が副社長に媚びを売るために、副社長の出身である大手銀行から金を引っ張ってきて投資に充てた、もちろん利率は最悪。
  • 社長がいいなぁと飲み会でこぼしていたやってみたいことを再現すべく、部費を削ってプロジェクトを組成した、その結果、部長から常務に昇進。
  • 部長の大好きなゴルフに毎週参加、その結果、課長のチームだけ予算がやたら多い。

・・・こんなことはざらにあります。

しかし、このように私利私欲にまみれてでも突き進まないと、新しい何かを生み出す事は出来ないのではないかと思います。ノーマルな考え方をすると現状を少しずつ改善することが最適解になってしまうからです。

⑦仕事に対しては細かい

素晴らしいことですが、仕事に関してはやはり指摘が鋭い人が多い気がします。特にスプレッドシート等数値に関することはチェックが厳しいと思います。また、自分は適当だけど相手に対しては厳しく突っ込むという人が多い気がします。

この特徴は必ず真似した方が良いとおもいます。わざわざ「キミ、それ間違えているから直したまえ」等とイチャモンをつける必要はありません。ただ、淡々と「このプレスリリースの丁寧語の使い方が間違ってはいないか」「設備投資の利益回収率が間違ってないか」「人事情報の送付先が間違ってないか」などと、自分と同僚のやっていることでミスがないかチェックするだけです。

もし確り直さなくてはならないミスがあれば直すのですが、2回以上直すと自分のチェック能力が疑われるため、一回で終えましょう。

⑧スピードを気にする

これはいい話半分、悪い話半分ですが、スピードを気にします。当然ですが、もし社長になるのであれば、株主に対して年度の責任を負っているのは自分です。短期間でどれだけの業績を上げられるかがキモです。もちろん社長候補のメンバーもスピードを重視するのは当たり前でしょう。 

大きな案件になればなるほど、「1ヶ月の遅れで3億円の売上が吹き飛ぶ」などというケースもざらに出てきます。社長のみならずスピードを大切にする姿勢は重要です。

正確には「スピード」ではなく「アジリティ(敏捷性)」などと言います)

ただ、スピードを重視するあまりクオリティーがクソになってしまってはよくありません。クオリティを担保できるのは作業者である貴方以外いませんので、「クオリティはは8割以上で進めよう」等と腹に持ちつつ動きましょう。クオリティが低い場合、怒られるのは貴方です、社長や上司は守ってくれません。

⑨部下をこきつかう

目的のためなら部下をこき使う、という人も多いです。今でいうクラッシャー上司に該当する人も結構います。自分は社長と飲んでいる間に、課長と平社員に必死でパワーポイントを作成させ、次の日には方針が変わったからピボットする。等と言って部下に2連続で徹夜させるというケースも少なくありません。 部下の血と涙があってこそ、上司は昇進するのです。

良い言い方をすると、人に仕事をやらせることに長けているのです。それが善悪でいうと悪のパターンが多いというだけで、仕事を創出しているということには変わりません。

そんな上司を回避するためには「業務分担をニギっておく」以外ありません。自分の業務はここからここまでと明言するのです。海外ではJob Description等と言って当たり前の概念です。それ以上に業務を上が押し付けてくるなら跳ね返すことができます。

⑩現場第一主義を叫ぶ

現場第一主義を唱えます。ですが、実際は現場のことをよく知らないのが部長~社長です。そりゃわかりませんよね。単純労働しませんから。偉くなる人は「現場が一番です!」とこぞって叫び出します。部長クラスあたりから段々言い始めて、執行役員や取締役になり出すと、もう現場現場です。

さて、社長になる人はここでも一味違います。社長になる人は「行脚」をします。全国行脚。本当に北海道から沖縄までの支社支店や工場、研究所を巡り巡って、支社長や工場長に挨拶して回ります。そして、飲んで話して不満を聞いて、現場の事を(最低限不満だけは)理解するようになるのです。

社長ではないけど社長に近いメンタリティを持つ人が何をするかというと、部下全てとの面談です。とある本部長は、実際に一人1時間をとって、部下200人と1年間かけて面談をし、最終的に専務まで上り詰めました。

現場は当然重要です。しかし、声だけ「現場だぁ」といって、ずっと本社に閉じこもっている人にはチャンスは訪れません。もしあなたが本社の人間なら、現場を見に行きましょう。 

⑪散財かドケチか極端

お金の管理については、散財かドケチか両極端です。

散財タイプは「いいよ、俺の方が貰ってるんだし」といいつつ、飲み代をサラッと支払ってくれます。私の前の上司は副社長になりましたが、散財タイプでした。メチャ高いお店に連れて行ってもらったあと、清算するとき「合計10万円?俺が9万円払っとくから他は残りのメンバーで割っておいてくれ」と言われたことがあります。昔の社長で「自分の金で後輩や部下を食わせねぇで何が社長だ!」といって、全く会社のお金を使わなかった人もいます。男気系ですね。

一方で、ドケチなタイプもいます。自分の財布からは全く出さず、会社の予算を使い込むタイプです。飲み会で「おごってやるよ」といいつつ、会計の時にカードを見るとコーポレートカード(会社の経理に請求書が行くアレです) 等と言うこともザラ、そういった人も意外と副社長まで出世したりしているから分かりません。お金に厳しいということでしょうか。

とにかく、出す時は出す、出さないときは締める。お金の蛇口をしっかり管理できている人が社長になれる、といってもいいのかもしれません。

⑫女好き

男性はみなそうかもしれませんが、女好きです。間違いありません。「私は妻一筋だから」などといっている役員に限って、部下の女子に「今日飲みに行こうよ~」等と言っていたりします。エロオヤジです。何かというと、女性に対して自慢したいわけです。自慢の種を沢山持っているわけですから、そりゃそうでしょうね。

また、パッと見で女子が好きじゃない人もいます。そういった人は何が好きか?男の部下が好きなのです。ゲイだというわけではなく、説教が好きだということです。部下を夜の街に連れまわして「こうなんだぞ」と言いたいわけです。

何かというと、喋りたい・自慢したい・承認されたいという欲求が強いということですね。欲望が全ての原動力ですから、それに勝るものはありません。もちろん社長ともなればそれこそ会社を動かしたい、世の中を変えたいという欲求を持っている人が多いですから、そりゃあ喋ることも認められたいことも沢山あります。

少年よ大志を抱け。

⑬心身ともに強い

最後に、メンタルも身体も強い人が多いです。風邪?なにそれ美味しいの?という人も多いです。

社長の筆頭候補と呼ばれる人は、ほとんど風邪をひいているところを見たことがありません。海外に出張しても、鬼のようなスケジュールをこなしても、辛い商談を潜り抜けても、体調が変わりません。そういった部分も含めて「大企業の」社長として抜擢されているのかもしれません。一方で、上手く耐えている人もいます。3カ月に1回は風邪を引くけれど、打ち合わせのスケジュール等をうまくずらして事業に影響を与えないという人もいます。何にせよ、しっかりしているのです。

あと、大病を経験しているとトップになりやすいというジンクスも聞いたことがあります。結構これは当てはまっているかもしれません。大病を患うと、どうしても物事を俯瞰的に見るようになります。今まで突っ走ってきたのがいったん止まって、大局的に物事を考えなおすことができるようになるため、ブレーキとアクセルの両方を使いこなせるようになるのではないかとも言われています。

最後に 

経営者には色々なタイプがいますが、上記の13条件はかなりの人が当てはまると思います。ビジネス書で言われていたり、ジンクス的にビジネスの現場で言われていることをまとめています。参考にしつつ、取り込むところは取り込みましょう!目指せ昇進。