仕事のテクニックについて。
正しい仕事の型を覚えれば、誰でも課長にまでは出世できます。これは私の経験上、間違いないです。
しかし、この仕事の型というのが曲者で、会社によって風土があるため、100%マネすればオッケーという仕事術はありません。
真のデキリーマンはどんな会社でも仕事術を「使える」ようにアレンジします。しかし普通のサラリーマンはアレンジする知識・技術に乏しいのが普通です。
また、多くのサラリーマンは正規の型ではなく自己流で力任せに「なんとなくモノにして」仕事レベルを上げていきます。
それでも良いのですが、今回紹介する仕事のテクニックだけは、確実に身体に叩き込んでおくべきだと思います。難しくはありません。
頑張って年収をUPしましょう!
①タスクリストを作れ!
仕事をやるに当たって時間管理は重要です。これはどの仕事術の書籍でも言われています。
時間管理は範囲を拡大すればするほど効果を発揮します。広げに広げて、会社全体の時間管理をしているのが社長ですよね。まずは自分のチーム、課、係について時間管理をしましょう。
タスクリストの作成を推奨します。例えば下記のようなイメージです。
【例1:エクセルタイプ】
【例2:ワードタイプ】
自分が理解しやすい形で作ることがポイントです。ワードでもエクセルでもメモ帳でもなんでも構いません。見せて、口頭で説明できる。これが重要です。
また、どれもそうですが、
- タスク(業務)
- 期日
- 担当
最低、この3つの要素を入れましょう。
上司に報告するとき、同僚に説明するとき等、色々な場面で使えます。情報管理さえすれば取引先に見せてスケジュール合わせすることも可能です。
自分とチームメンバーの時間を掌握することが目的です。
お、コイツ仕事の全体像がみえとるやんけ!と上司に思ってもらえれば、昇進確定です。
②最初に予定をとれ!
別の記事でも同じことを書きましたが、関係者の日程を確保することが仕事のファーストステップです。
予約をするにあたっては色々なことに考えを巡らせないといけません。
- なぜこの週に予約するのか
- 何時間予約するのか
- 何について話をするのか
- どこで開催するのか
- 資料はいつまでに作るのか
予約しようとすると様々な疑問が浮かぶはずです。5W1Hを理解していないと「最適な時間」を予約できません。そう、予約とは超ハイレベルな仕事なのです。
仕事が出来ない人がやりがちなのが、資料を作る→予約を取る、という進め方にするということです。これは絶対にいけません。
予約→資料作成→本番
必ずこの流れにしましょう。
結構これも難しくて「資料がいつできあがるかわかんないよー」となります。それではダメリーマンです。ちゃんと「火曜までにドラフト作成→木曜に上司チェック→金曜に打ち合わせ」等という形で、打ち合わせまでの資料作りスケジュールをイメージ出来ていなければいけません。
1日でできそうか、3日かかりそうか?自分の資料作成能力を理解しましょう。
予約を先にとるようになると、①仕事が予定通りに終わるようになり、また、②同じ業務期間で達成できる仕事量が増えます。こうなると、もう昇進まっしぐらです。
③資料を事前共有しろ!
資料を作ったら、事前共有しましょう。できれば3営業日前までに。最低、当日の朝までに。
++++++++メール本文
株式会社取引先 デキリーマン様
お世話になっております。
明日の資料を事前報告致します。ご確認のほど、宜しくお願いいたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。
大佐
++++++++
資料を添付して、こんな形のメール文面を送り付けておきましょう。
この程度でも効果絶大です。相手がデキリーマンであればあるほど、事前に資料を見た上で、しっかりした回答をしてくれるはずです。
本来の効果は、無駄な議論をなくすことです。本番議論で「ちょっとまって・・・このページ読んでないんで・・・」などと言われると貴重な1時間が無駄になります。
「資料読みました。1点だけ確認させて頂けませんか?A社と御社の関係だけどうなってるのでしょうか?当社と敵対関係でないのならば契約する方向で進めさせて下さい。」等というやりとりになるはずです。
「ふむ、彼は事前に資料を送付して本番に臨みやすいな、素晴らしい」と、こちらの評価が上がること請け合いです。
④ミーティングでは喋れ!
ミーティングで喋らないのであれば、あなたが同席する価値はありません。
勉強ですから、まだヒラなので・・・などとクソみたいな理由で上司の金魚のフンになるくらいなら、出席しない方がマシです。これはガチですので覚えておきましょう。
ミーティングで喋らない人は「馬鹿にされる」ことを恐れています。あなたはどうでしょうか?変なこと言っちゃわないかな・・・などと思っていませんか?そんなあなたって、「謙虚」なのではなく「プライドが無駄に高い」だけですよ。ビジネスマンとしてよくありません。
逆です。
喋らない方が馬鹿にされます。バリューゼロ!社内で喋りすぎることはありません。もし社外で変なこと喋っちゃっても全て上司の責任です。あなたが気に病む必要はありません。
- それをやる理由ってなんでしたっけ
- こうしたほうが良いと思うのですが
- この観点はどうなっているのですか
あなたがもし頭の回転の遅いおばかさんだったとしても、バリューを出すための多様な発言が可能です。悲観しないで下さい。
とにかく、喋りましょう。
⑤議事メモを共有しろ!
ミーティングしたら、議論内容を皆覚えている。
決まったことを忠実に実行してくれる。
・・・ンなことありません。
聖徳太子かよ。
人は忘れる生き物です。しかも都合の悪いことから忘れていきます。相手にとって都合の悪いこと=こっちにとって都合のいいことです。もやっとした議論ならなおさら「何が決まったんだっけ?」と忘れ去られます。
議事録を取って送り付けましょう。簡易なメモレベルで構いません。
- 貴社と弊社で基本契約を結ぶことが確定した
- 基本価格は1台1,200円
- 来月取引先を紹介することが前提条件
逐語録を取る必要はありません、こんな程度で構いません。またメール本文に「ご確認下さい、間違っていたら修正下さい、合っていれば問題ない旨返信ください」と書きましょう。
まともな人ならちゃんと読んで、間違っていたら修正してくれますし、合っていたら「OKです」と返信くれます。
返信くれなかったら事実上OKです。オーケー?
オススメ書籍
自信がないよ!という人は下記2冊を読んだら基礎力がつきます。
仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術 (アスカビジネス)
- 作者: 鈴木真理子
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メモの書き方、資料の作り方のヒントになる本です。
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容わかんないのに予定確保なんて無理・・・という人には、パフォーマンスを引き出す時間術を読みましょう。
目的は管理職になって年収を上げることです。ぶれないように!
若い時にキッチリ基礎力をつけておきましょう!
ではでは!